研究課題/領域番号 |
18K08701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
福光 剣 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (70700516)
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研究分担者 |
上本 伸二 京都大学, 医学研究科, 教授 (40252449)
石井 隆道 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (70456789)
河合 隆之 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (00813867)
小木曾 聡 京都大学, 医学研究科, 助教 (10804734)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脱細胞化 / 細胞外基質 / 胆管上皮細胞 / 臓器作製 / 人工肝臓 / 再生医療 / 人工臓器 |
研究成果の概要 |
肝臓より作製した脱細胞化組織を用いて内部に細胞を生着(再細胞化)させ、培養液を循環させる方法を応用し、ラットの血液を循環させる方法を確立、本システムを用いて抗血小板作用を有するポリマーを新たに開発した。また、胆管の再構築において、生体の肝臓より採取し培養したorganoidを用いることにより、in vitroで増殖・凍結保存させることができる細胞を用いることで、胆管上皮細胞を必要な時に必要な量を確保できることとなった。これにより、人工肝臓の作製においてこれまで困難であった血液還流時の血栓形成の抑制、胆管の再構築が技術的に可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臓器不全に対する移植医療は、依然としてドナー不足という深刻な問題を抱えており、肝不全に対する脳死、生体肝移植が広く行われるようになったにも関わらず、ドナー不足のため多くの患者が待機した状態のままで亡くなっている。移植可能な肝臓をin vitroにおいて人工的に作製することは、肝不全の患者の治療機会の増加となる。また、リスクを背負って生体ドナーとなる方の身体的、心理的負担から解放されることに繋がり、より安全な医療へ貢献することとなる。これまで、解決できなかった2つの課題について、解決策となる研究成果であり、今後は臨床応用に向けてさらに発展させていかなければならない。
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