研究課題/領域番号 |
18K08721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
神藤 英二 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 医学教育部医学科専門課程, 准教授 (30626619)
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研究分担者 |
林 克己 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 放射線科, 助教 (10532517)
高野 政志 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 教授 (20505375)
梶原 由規 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 外科学, 講師 (20753023)
中西 邦昭 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 検査部, 教授 (60523115)
関澤 明徳 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 外科学, 助教 (70792670)
望月 早月 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 外科学, 助教 (80365428)
上野 秀樹 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 外科学, 教授 (90597535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 直腸癌 / 術前化学放射線療法 / 効果予測 / CD133 / CD8 |
研究成果の概要 |
直腸癌治療前内視鏡下生検組織内の癌幹細胞マーカー(CD133)の発現・血管新生因子(COX-2)の発現・宿主側の腫瘍免疫(CD8陽性リンパ球の腫瘍胞巣内浸潤程度)の3因子により術前化学放射線療法対象患者を選別することで、より高い治療効果の得られることが前向き介入研究にて明らかとなった。 欧米では術前CRTが直腸癌に対する標準治療として位置づけられており、本邦でもその割合は増加している。しかし、全症例を対象としてCRTを実施する欧米型を導入することはせず、効果予測に基づいた症例選別が可能となれば、患者の負担を軽減することができ、医療費の削減にもつながる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直腸癌に対する術前化学放射線療法はその高い局所再発抑制効果から欧米では標準治療となっていますが、本邦ではその効果と安全性が明確でないため導入が遅れています。治療効果が予測できた場合に、効果が期待できる患者さんのみに治療を行う戦略が好ましいのですが、その予測法は確立しておりません。今回、世界でも初めて術前生検組織の免疫染色所見にて患者さんを選別し、効果の期待できる患者さんのみに治療を実施しました。結果、完全寛解率は15%から25%に上昇、効果のない患者さんの割合も減少致しました。今後、さらに発展させることで、効果の期待できる患者さんのみに同治療を実施することができると期待できます。
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