研究課題/領域番号 |
18K08725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
貞弘 光章 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (80250778)
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研究分担者 |
黒田 吉則 山形大学, 医学部, 助教 (00534166)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脊髄虚血 / 対麻痺 / 大動脈手術 / 酸化ストレス / 画像診断 / 活性酸素種 / 臓器虚血 / MRI |
研究成果の概要 |
本研究は大血管手術の際に生じる脊髄虚血とそれに伴う対麻痺に関して症状出現前の画像的早期検出を目的としている。臓器障害に先んじて生じる酸化ストレスをMRIで検出することでそれを可能にする。ウサギの大動脈を遮断し脊髄虚血により対麻痺を来たすが、ニトロキシルラジカルである3-carbamoyl PROXYLを投与しMRIを撮影することで、脊髄局所での酸化ストレスを視覚的に検出することが可能になる。これまでバルーンによるウサギ脊髄虚血モデルの脊髄MRIの撮影を行ってきた。しかし、研究期間内に実施可能だったのは脊髄梗塞の検出までであり、梗塞をきたす前の酸化ストレスを検出するには至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては結果的に当初の目的を達成することができなかった。ウサギの脊髄虚血を作り出し、MRIを撮像することで梗塞巣を検出した。ここまでは、実際の臨床でも可能なことであり、本研究ではさらに脊髄虚血による梗塞となる以前の酸化ストレスを画像で検出することを目的としていた。実臨床においては、一時的な虚血から遅発性に対麻痺をきたすこともあり、そこには早期の酸化ストレスが関与すると考えられる。その早期酸化ストレスを検出することは遅発性対麻痺を予防することを可能とする期待がある。
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