研究課題/領域番号 |
18K08733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
村岡 玄哉 岡山大学, 大学病院, 医員 (90816258)
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研究分担者 |
内田 治仁 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00550857)
大澤 晋 岡山大学, 大学病院, 講師 (20643414)
藤井 泰宏 岡山大学, 大学病院, 客員研究員 (40534673)
中谷 達行 岡山理科大学, フロンティア理工学研究所, 教授 (50520920)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Diamond-like carbon / 人工血管 / 血液適合性 / 細径動脈 / プラズマ / タンパク吸着 / 血小板 / 心臓血管外科 / 細動脈 / 血管外科手術 / プラズマコーティング / 蛋白吸着 / Diamond-like-carbon / ePTFE / カルボキシル基 / タンパク付着 / ダイヤモンドライクカーボン / 細径 / 動脈置換術 / うさぎ / コーティング / 血管外科 |
研究成果の概要 |
DLCをePTFEにコーティングすると、親水性が向上し、多孔性を保ったままePTFE繊維が平滑になり、アルブミン吸着とフィブリノーゲン吸着が2倍になり、血小板付着が著しく減少した。SDS-PAGEでは全てのタンパク質領域でタンパクの付着がDLCで増加していることが示された。総合的な性能としては、全血試験では、In-Vitro(ヒト)、In-vovo (ラット)ともに従来品より非劣勢であり、犬頸動脈置換術での人工血管としての性能も抗血栓性・開存性の面で非劣勢を示した。本研究中、親水性をより向上したカルボキシル基付加DLCを開発した。また、我々のDLCは既存の分類で分類不能の新しいDLCであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、我々が開発した樹脂によってできた管状物質内面へのDLCコーティングの血液適合性及び、細径人工血管に使用した際の性能に関するIn-Vitro、In-vivoデータを世界で初めて獲得することができた。また、本DLCは、DLCとPLCの両面の性能を併せ持ち、従来の分類で分類不能のDLCであることが分かった。また、カルボキシル基付加DLCも開発し生体模倣DLC開発への端緒となった。
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