研究課題/領域番号 |
18K08750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 佑輔 東北大学, 医学系研究科, 助教 (70791698)
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研究分担者 |
太田 信 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20400418)
齋木 佳克 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
高瀬 圭 東北大学, 医学系研究科, 教授 (60361094)
熊谷 紀一郎 東北大学, 大学病院, 講師 (80396564)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大動脈解離 / MFMステント / MFM / 慢性大動脈怪解離 |
研究成果の概要 |
解離血管モデルを作成した。疑似解離血管モデルを組み込んだ拍動流循環回路を設計した。真腔内にMFMステントを留置する前後で血行動態の解析を行なった。その結果、MFMステント留置前の偽腔では拍動した水流を認め、エントリー部では加速水流を認めた。一方、MFMステント留置後は、ほぼ層流となり、加速水流を認めなかった。以上より偽腔内への水流は残存するが、このMFMステントを通して偽腔内へ流入する水流が整流化され乱流が減少し、偽腔壁へかかるずり応力が減少するだろうと考えられた。この結果より解離性大動脈瘤に対する治療としてMFMステントは有用である可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果より多層性血流制御ステントがステント外への血流を整流化し瘤化した大動脈の血栓を促すと同時に、分枝血流は阻害しないという流体力学的特性によりこのデバイスが慢性解離性胸腹部大動脈瘤に対する新たな血管内治療法として機能する可能性が示唆された。
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