研究課題/領域番号 |
18K08757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
西村 元延 鳥取大学, 医学部, 教授 (90291442)
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研究分担者 |
中村 嘉伸 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80335538)
原田 真吾 鳥取大学, 医学部, 助教 (80529420)
岸本 祐一郎 鳥取大学, 医学部, 助教 (20623911)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 心不全 / 虚血性心筋症 / 細胞シート / 脂肪細胞由来幹細胞 / 再生治療 / 脂肪幹細胞 / 心筋細胞シート / 心筋再生治療 / 重症心不全 / 再生細胞シート |
研究成果の概要 |
脂肪細胞由来再生細胞シートを作成し、心筋梗塞後の虚血性心不全に対するその心機能改善効果についてラットを用いて検討した。まず現在、保険適用となっている骨格筋芽細胞シートと血管新生因子分泌能について比較検討した。その結果、骨格筋芽細胞シートよりも多くの血管新生因子を分泌することが判明した。次に、ラット心筋梗塞モデルを用いて、再生細胞シートの心機能改善効果について検討した。その結果、脂肪細胞由来再生細胞シートは、骨格筋芽細胞シートと同等の心機能改善効果を示した。脂肪細胞由来幹細胞は、腹部の脂肪などから低侵襲で採取することが可能であり、臨床応用も期待できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会の高齢化に伴い、心筋梗塞による虚血性心不全の患者数は増加傾向にある。しかしながら、その治療法は限られている。この脂肪細胞由来幹細胞を用いた再生細胞シートは、腹部などの脂肪から作成することが可能であり、低侵襲かつ比較的簡単に作成可能である。これを用いた再生細胞シートは、現在、保険適用となっている骨格筋芽細胞シートよりも、簡便に作成できる可能性があり、臨床応用も期待できる。
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