研究課題/領域番号 |
18K08776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
木村 大輔 弘前大学, 医学研究科, 准教授 (70396406)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 再生医療 / テイッシュエンジニアリング / 中皮細胞 / 人工胸膜 / 積層培養 / 肺瘻 / PGAナノファイバー / 胸膜中皮 / ティッシュエンジニアリング / 人工臓器 / 細胞選択 |
研究成果の概要 |
ラットの肺瘻モデルに中皮細胞を用いた人工胸膜を移植し、有効性を評価した。コラーゲンコーティングPGAナノファイバーシート上で線維芽細胞4層による積層培養および中皮1層の人工胸膜と中皮1層のみの2種類の人工胸膜を作成し、5日間培養した。走査電子顕微鏡での観察では胸膜中皮細胞1層+肺線維芽細胞4層からなる人工胸膜は、胸膜中皮細胞1層のみで作成した人工胸膜と比較して、細胞間が強固であり敷石状に配列し、表面に多数の微絨毛が観察された。ラット胸膜欠損モデルに人工胸膜を移植し摘出し生着状況を観察した。免疫染色では移植部の菲薄化および中皮細胞の生着を認め、作成した人工胸膜は胸膜欠損モデルに有効であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸器外科手術患者において、肺切除後の肺瘻は入院期間延長のみならず、膿胸などの合併症を引き起こす可能性がある。慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎などの患者は肺瘻遷延を引き起こしやすく、今後も肺瘻の発生数は増加することが予想される。また、移植肺の代替となるような人工肺の開発研究が将来進めば、それを被覆する人工胸膜も必要となると考える。本研究においては移植部の菲薄化とそれに伴う中皮細胞の生着を認め、作成した人工胸膜は胸膜欠損部の修復に有効であり、将来的に人工胸膜移植が胸膜欠損の一手段となる可能性が示唆された。
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