研究課題/領域番号 |
18K08781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
大塩 恭彦 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (60731916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 空気漏れ / 肺手術 / 内視鏡手術 / 起泡性物質 / 気泡性物質 / 肺からの空気漏れ |
研究成果の概要 |
内視鏡下に肺切除手術を行う際、残す肺からの空気漏れを検出するあらたな方法として、これまで界面活性剤を用いた方法の開発を行ってきた。界面活性剤数種について様々な条件下にブタ摘出肺を用いた空気漏れモデルに塗布することで実験を重ねてきたが、人体に無害を考えられる界面活性剤においては、塗布した部位へのとどまりやすさ、起泡の視認性と残存性、検出後の除去のしやすさなどにおいて、満足する結果は得られていない。今後も検出剤の試作を継続し、漏れの部位を気泡として検出する方法の確立を目指したいと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内視鏡手術の定着により患者への負担は軽減し、これまで手術適応の無かった高齢者や合併症を有するリスクの高い患者にも手術が提供できるようになったが、一方で従来法である水封試験を内視鏡下に行うと、術中に空気漏れの有無や位置の同定が困難であることが多い。界面活性剤を肺表面に塗布し肺を加圧すれば、空気漏れの箇所に気泡が生じるため、空気漏れの有無および位置同定は容易となる。さらに、加圧作業中にワーキングスペースが消失した胸腔内に内視鏡を挿入し内部を観察する操作が不要となるため、術者の負担軽減にも大いに寄与するものと期待され、今後も本法の確率を目指して研究を継続してきたい。
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