研究課題/領域番号 |
18K08782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
田中 雄悟 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20403256)
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研究分担者 |
眞庭 謙昌 神戸大学, 医学研究科, 教授 (50362778)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 肺癌 / 高悪性度神経内分泌癌 / 小細胞肺癌 / 外科治療 / 大細胞神経内分泌肺癌 / 術後補助化学療法 |
研究成果の概要 |
肺大細胞神経内分泌癌(LCNEC)について当院で解剖学的肺切除を行った3cm以下の35症例を対象とし検討を行い「神経内分泌因子が高いほど小細胞肺癌に近いLCNECの可能性が高い」との結論が得られた。上記神経内分泌因子以外で最近注目されているInsulinoma-associated protein 1(INSM1)について当院での肺外科切除検体75例を使用し予後との関連性について検討を行った。INSM1が腫瘍細胞内に認める症例においては認めない症例と比較し生存期間、無再発期間ともに有意に短いことが確認された。また、多変量解析にてINSM1は有意な予後不良な因子となることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高悪性度神経内分泌肺癌は非常に予後不良な組織型である。小細胞癌、大細胞神経内分泌肺癌が含まれているが、治療後の予後に関しては神経内分泌肺癌の有無により差があることが報告されている。今回、Insulinoma-associated protein 1(INSM1)について予後との関連性を検討したところ、これまでの因子以上にその有無により予後に大きな差が認められた。今後、同因子をターゲットにした治療方法を検討していくことが個別化医療につながると確信している。
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