研究課題/領域番号 |
18K08788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
森崎 隆 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90291517)
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研究分担者 |
大西 秀哉 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30553276)
今泉 晃 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30624051)
三好 圭 九州大学, 大学病院, 助教 (70755272)
永井 俊太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (90755240)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | RBPJ / Hedgehogシグナル / Notchシグナル / 肺NET / 新規治療法開発 / 増殖能 / 浸潤能 / 腫瘍形成能 / SCLC / 悪性形質誘導 / 抗腫瘍効果 / MAML3 / 小細胞肺癌 |
研究成果の概要 |
小細胞肺癌細胞株において、転写因子Recombination Signal Binding Protein for Immunoglobulin-kappa-J Region (RBPJ)を抑制すると、増殖、遊走、浸潤が有意に低下した。浸潤低下の機序として、metalloproteinase(MMP)9およびMMP2発現低下の関与が示唆された。また、RBPJ抑制は、抗癌剤感受性低下に関与した。RBPJからのシグナルはHedgehogシグナル、NOTCHシグナルを介していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺NETは有効な治療法が少なく、非常に治療に難渋する病態である。RBPJ抑制が肺NETの増殖、浸潤、遊走低下につながることを見出した本研究は、肺NETの新規治療法開発に大きく貢献する。またNOTCHシグナルの活性化因子として知られるRBPJが、同じく形態形成シグナルであるHedgehogシグナルの活性化因子であることが肺NETにおいても示唆され、この結果は形態形成シグナルを標的とする包括的癌治療開発にも道を開く可能性がある。
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