研究課題/領域番号 |
18K08797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
石川 成美 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (60232253)
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研究分担者 |
高後 裕 国際医療福祉大学, 大学病院, 教授 (10133183)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | lung cancer / screening / micro RNA / exosome / smoking / lung cancer screening / microRNA / 肺がん / 早期発見 |
研究成果の概要 |
尿中exosomesの解析が肺癌早期発見に有用かを検討する。肺がん患者35名、対照40名から尿を採取し、尿中exosomesのmicroRNAs (miR-21、miR-486-5p) およびMMP-1/CD63の発現を測定した。その結果、miR-486-5pの発現量は性差がみられ、女性の肺癌症例(非喫煙者)では顕著に有意に低い発現量、男性肺癌では有意に高発現を示した。MMP-1/CD63発現は肺癌、中でも非喫煙者腺癌で対照健常者に比し有意に高かった。尿中exosomeのmiR-486-5p、MMP-1/CD63解析は、肺がんスクリーニングとして有望と考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の最たる点は、より簡便に採取できる尿のexosome解析から肺がん早期発見に寄与する知見を得た点である。尿中exosomeに含まれるmicroRNAsとしてmiR-21、miR-486-5pを、oncogeneとしてmatrix metalloproteinase (MMP)-1を検討し、うちmiR-486-5pが女性肺癌で、MMP-1は非喫煙者肺がんで、早期発見に資する結果が得られた。昨今、増加傾向を示す非喫煙者、および女性肺癌の早期発見に役立つ可能性を示したと言える。
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