研究課題/領域番号 |
18K08800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
古川 欣也 東京医科大学, 医学部, 教授 (20246292)
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研究分担者 |
本多 彰 東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
中嶋 英治 東京医科大学, 医学部, 講師 (60366143)
宮崎 照雄 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60532687)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 27-ヒドロキシコレステロール / エストロゲン受容体 / 肺がん / 肺がん細胞 / アミノ酸代謝 |
研究成果の概要 |
27-ヒドロキシコレステロール(27HC)は,肺胞マクロファージにて最も合成される酸化ステロールであり、エストロゲン受容体(ERs)の活性化作用を持ち,乳がんの増殖促進作用が報告されている。ERβ発現ヒト肺がん由来株(H23)に対する27HCの作用を検討した結果,100nM以上の濃度で有意に増殖が促進し、ERβ阻害剤PHTPPの同時添加でその促進効果は消失した。肺がん患者より摘出したがん部では,27HCの含有量やERβとcMycの遺伝子発現が非がん部に比べて高い事も明らかとなった。以上より、27HCはERs発現肺がんの増殖に影響を与える因子あると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺がんは発生率と死亡率共に,世界的に高く,2018年には210万人が罹患し、180万人が死亡している。本研究における成果は,エストロゲン受容体βの発現が確認された肺がんに対して,27-ヒドロキシコレステロールを合成する肺胞マクロファージの活性化をコントロールする事やエストロゲン受容体βの選択的阻害剤を用いる事で,術後の再発を抑制できる可能性が示唆された。新たな治療方法の開発や、27-ヒドロキシコレステロールが多く存在する他臓器がんでの検討など、応用範囲が広い研究成果と考えられる。
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