研究課題/領域番号 |
18K08808
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
合谷木 徹 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (30302277)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 術後認知機能障害 / サルコペニア / 筋肉量 / BDNF / 神経新生 / 運動療法 / POCD / トレッドミル / 骨格筋萎縮 / PND / 骨格筋量減少 / 尾懸垂モデル / 高脂肪高炭水化物食 / SHRラット / 長趾伸筋 / ヒラメ筋 / マイオカイン |
研究成果の概要 |
手術後に認知機能が低下する合併症があり、術前の筋肉量低下(サルコペニア)が関連するか検討した。ラットの尾懸垂により、サルコペニアモデルを作成することを確立した。このモデルを使用して、術前の尾懸垂による筋肉量の低下は、術後の認知機能の低下を促進させた。その原因として海馬の神経栄養因子BDNFの低下と歯状回の神経新生が低下することが一因として考えられた。術前の筋肉量低下を、運動により回復させると、術後の認知機能低下が減弱した。運動によりBDNFと神経新生は増加した。 この研究により、術前のサルコペニアは、術後認知機能を悪化させ、術前の運動は、その悪化を軽減させる可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
術前の身体機能により、術後の認知機能に影響を与えることが判明した。筋肉量が落ちると、術後の認知機能が低下しやすくなり、術前に運動すると術後認知機能の低下を防止することができる。術後合併症を軽減するため術前の筋肉量が重要であることを示している。
|