研究課題/領域番号 |
18K08820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
西川 光一 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 博士研究員 (00334110)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | GABA / 麻酔 / 麻酔効果 / 個人差 / 受容体 / プロポフォール / シナプス可塑性 / GABA 受容体 / 鎮静 / 鎮痛 / 発達期の脳 / 神経毒性 / 麻酔薬 |
研究成果の概要 |
グルタミン酸とGABAは、中枢神経系の主要な神経伝達物質であり、興奮と抑制のバランスを保っている。ところが、痛み・不安・ストレスなどの多くの要因で、平衡バランスは容易に変動する。これまでの研究業績から、マウスでの遺伝子改変操作と薬理学的操作によって意図的に細胞外GABA濃度を変化させた時、1)麻酔薬の鎮静、2)記憶の分子基盤と考えられる海馬シナプス可塑性の抑制、3)痛み刺激に対する逃避閾値、がどのように変化するかを研究する。本研究は、GABA作動薬である麻酔薬が、興奮と抑制バランスを変化させることで脳の臨界期にどのように影響するか、という新しい観点からの研究であり、ここに独自性と創造性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
麻酔薬の鎮静・鎮痛・健忘作用など多くの作用に細胞外GAB濃度の変化が重要な役割を担っている。したがって細胞外GABA濃度が変化するような病態(痛み・ストレス・性周期など)で、麻酔薬の作用が変化することが判明した。今回の研究成果から、臨床の現場でもこれらの仮説の正当性が確認された。
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