研究課題/領域番号 |
18K08869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
姜 卓義 東海大学, 医学部, 助教 (60580256)
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研究分担者 |
吉川 正信 東海大学, 医学部, 准教授 (90276791)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | シアロルフィン / オピオイド受容体 / 鎮痛 / アロステリックモデュレーター / アロステリック / 慢性疼痛 / オピオイドペプチド / 内因性疼痛抑制系 / アロステリックモジュレーター |
研究成果の概要 |
3種のペプチダーゼ阻害剤(PIs)(アマスタチン、カプトプリル、ホスホラミドン)非存在下と存在下いずれにおいてもシアロルフィンはメチオニンエンケファリン(ME)の輸精管運動への抑制効果を増強した。ラットの髄腔内投与したシアロルフィンはPIs存在下においてもMEの鎮痛効果を増強した。ラジオリガンド受容体結合アッセイの結果、シアロルフィンはμ受容体選択的アゴニストDAMGOの結合親和性や最大結合能に影響を与えなかった。本研究結果よりシアロルフィンにはμオピオイド受容体の結合親和性に影響せずに、μオピオイド受容体の内活性を増強することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果よりシアロルフィンにはμオピオイド受容体の結合親和性に影響せずに、μオピオイド受容体の内活性を増強し、内因性オピオイオドペプチドの効力を増強する機能を有することが示唆された。 すなわち、シアロルフィンのようなオピオイド受容体アロステリックモジュレーターを用いることで、オピオイドの鎮痛効果増強→オピオイド使用量減量→オピオイドの有害作用を軽減→オピオイドを長期間安全に使用が可能、という新たな慢性疼痛治療法を創出できると考える。
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