研究課題/領域番号 |
18K08875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
廣瀬 宗孝 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50275228)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エピジェネティクス / 周術期管理 / 手術 / 侵害受容 / 神経障害性疼痛 / 麻酔 / 慢性術後痛 / 遷延性術後痛 / 慢性疼痛 |
研究成果の概要 |
手術後に創部の痛みが長期間続く遷延性術後痛は、その発症率が高いにも関わらず原因不明で、治療法も確立されていない。これまで術前の不安や手術侵襲が強い場合に遷延性術後痛の発症が多くなる可能性や、同じ手術侵襲でも遷延性術後痛の発症には個人差があることが報告されている。そこで本研究では、末梢血由来の痛み関連遺伝子のエピジェネティクスと、手術侵襲による全身麻酔下の侵害受容が、遷延性術後痛の発症にどのように関与しているか調査した。その結果、術前のエピジェネティクスは、術前の痛みと相関関係が認められた。また術前の不安と術中の侵害受容に逆相関が認められた。今後さらに遷延性術後痛発症の原因を解明する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術後痛みが長期間に亘り継続することは、手術後のQOLの改善を妨げ、鎮痛薬の長期投与による副作用も問題となる。この遷延性術後痛の治療は、現在の医療でも困難な場合がある。そのような痛みが生じる原因を解明することが本研究の目的であり、この研究成果を治療法の開発に繋げたいと考えている。
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