研究課題/領域番号 |
18K08880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所) (2022) 東北大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
武藤 達士 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 脳卒中治療学研究部, 研究部長 (80462472)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | くも膜下出血 / 脳循環動態 / 心肺合併症 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢者および認知症に関する動物モデルを用いて、くも膜下出血直後の脳循環動態・酸素代謝の無侵襲リアルタイムイメージングを導入し、老化脳の可塑性・脆弱性を踏まえた超急性期SAHの病態解明に迫る。次に遅発性脳虚血と機能予後の規定因子となり得る、くも膜下出血後の早期脳損傷に起因した血行動態指標を探索するとともに、発症前および周術期の脳保護効果をもたらす薬物療法につき検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、高齢者におけるSAHの超急性期における脳循環動態に着目した病態の解明と、予後改善に向けた有効な神経集中治療法の確立である。こうした老化に伴う病態が、SAH後のEBIや予後に及ぼす影響については未だ明らかにされておらず、高齢者SAHにおける治療後の機能回復の戦略を立てる上でも学術的に有益である。神経集中治療の観点から、認知機能・手段的生活機能を最終予後に見据えた研究結果は、高齢者におけるくも膜下出血患者の予後改善と治療費の軽減に直結する点においても、意義のある研究と考えられた。
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