研究課題/領域番号 |
18K08881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
東 晶子 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (70802586)
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研究分担者 |
松村 洋輔 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (00466707)
織田 成人 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90204205)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | REBOA / 心肺蘇生 / 非出血性心停止 / 心停止後症候群(PCAS) |
研究成果の概要 |
REBOAは非出血性心停止においても有益かを、ブタの心原性心停止モデルにおいて検証した。まず心停止前にREBOAの遮断強度を変化させたときの頚部血流を造影CTで解析し、遮断強度があがるとTime to peakが遅くなり、%AUCが減少する傾向にあった。 次にブタの心原性心停止モデルにおいて、従来蘇生群3頭と、REBOAでの下行大動脈遮断を加えたREBOA群3頭で、それぞれ蘇生率や、蘇生中の頚部造影CT等を比較した。従来群は3頭全て心拍再開し(心停止時間平均13.7分)、REBOA群は3頭中1頭で心拍再開した(心停止時間12分)。蘇生中の頚部造影CTによる血流評価は、データ解析法を検討中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心原性心肺停止に対し、REBOAを用いない従来群の方がREBOAを併用した群と比べて心拍再開率が高かった。現在、海外においてすでに病院前で非出血性心停止に対しREBOAを用いて心肺蘇生を行う試みがなされているが、本研究の結果からは、必ずしもREBOAは非出血性心停止に対して有益ではない可能性がある。サンプルサイズの小ささから統計学的な検討はできておらず、追加の検証が必要である。
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