研究課題/領域番号 |
18K08886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
細見 早苗 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90644005)
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研究分担者 |
梅村 穣 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (20743561)
吉矢 和久 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (40379201)
嶋津 岳士 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50196474)
小倉 裕司 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70301265)
大西 光雄 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (70597830)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経炎症 / ミクログリア / MDSC / 骨髄由来抑制細胞 / 頭部外傷 / 慢性神経炎症 / 高次脳機能障害 |
研究成果の概要 |
骨髄由来抑制細胞(MDSC)は、近年免疫学分野で注目されている細胞種であるが、その神経免疫学的特性は未解明である。本研究では、in vivoイメージングを用いて、局所外傷性脳損傷(TBI)後の脳炎症反応におけるMDSCsの抑制的な役割を探索した。挫滅部に浸潤するCD11b+ /Gr-1+ 細胞が,形態,機能,表現型解析によりMDSCsであることが判明した.MDSCsは組織損傷に対する最初の応答者の一つであり、ミクログリア活性化よりも先に反応し、浸潤性MDSCsは局所的TBI後に神経細胞の炎症を抑制することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、免疫特権と考えられていた中枢神経でのMDSCsに関する論文は少ない。熱傷および敗血症のような急性炎症モデルにおいては、MDSCは自然免疫応答を増加させ有益な役割を 果たすことが報告されているが、頭部外傷後の神経炎 症におけるMDSCの役割やメカニズムはほとんど解明されていない。我々はMDSCが頭部外 傷後の神経炎症を抑制する役割を担うことを世界に先駆けて発見した。本研究では、神経炎症におけるMDSCのまだ解明されていない免疫応答を解明することができた。
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