研究課題/領域番号 |
18K08902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
岩田 充永 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10799464)
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研究分担者 |
八谷 寛 藤田医科大学, 医学部, 教授 (30324437)
寺澤 晃彦 藤田医科大学, 医学部, 教授 (30399597)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高感度トロポニン連続測定法 / 非ST上昇急性心筋梗塞 / スコーピングレビュー / ネットワークメタアナリシス / 診断精度研究 / 高感度トロポニン / 非ST上昇型心筋梗塞 / 診断精度 / システマティックレビュー / 非ST上昇心筋梗塞 / 連即測定法 / 観察研究 / 連続測定法 / 前向き観察研究 / エビデンスマップ / 急性冠症候群 / トロポニン / リスクスコア / 前方視的観察研究 / メタ・アナリシス |
研究成果の概要 |
高感度心筋トロポニンを用いた連続測定法による非ST上昇急性心筋梗塞診断のスコーピングレビューでは、特定2アッセイが証拠の大多数を占め、多くの方法論的問題点が認められた。高齢者、腎障害患者におけるデータが不足していた。欧州心臓病学会の0/1時間迅速プロトコールを検討したネットワークメタアナリシスではアッセイの種類に関係なく本法は高い精度で同等に運用できると評価した。新しいアッセイ法のほうがより優れた結果を示す可能性が示唆されたが証拠は不十分であり、さらなる検証が必要である。当施設で実施した妥当性検証研究でも特定のアッセイに限られるが同様の結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本結果によって、欧州心臓学会が提唱する高感度トロポニン連続法を使用した非ST上昇急性心筋梗塞を診断する迅速プロトコールはアッセイの種類に拠らず、救急外来での安全な疾患除外に貢献し得ることが示唆された。アッセイ間の直接比較は全てのアッセイで十分に実施されておらず、ネットワークメタアナリシスによる直接・間接エビデンスの統合解析によりこれらの包括的な統合評価が可能となった。また、迅速プロトコールはアジアでは十分な検証が実施されていなかったが、アッセイは1種類に限定されるもの、当施設による一次研究のデータは欧州でルチーンで運用されている診断アルゴリズムが本邦でも安全に適応できる可能性を示唆した。
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