研究課題/領域番号 |
18K08904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2023) 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所) (2018-2022) |
研究代表者 |
京極 都 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (00795445)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中心静脈圧 / 自発呼吸努力 / 食道内圧 / 胸腔内圧 / 中心静脈カテーテル / 呼吸不全 / 肺傷害 / 呼吸仕事量 / モニタリング / 急性呼吸不全 / 呼吸仕事 / 集中治療医学 |
研究成果の概要 |
自発呼吸努力の大きさを評価することは重要である。一般的には食道内圧を用いて自発呼吸努力の評価を行うが、その測定は煩雑であり、臨床で普及していない。一方、中心静脈カテーテルは重症患者に一般的に使用されており、我々は以前、強制換気下に中心静脈圧波形から、胸腔内圧の変化を推定する簡単な補正方法を考案しその精度を報告している。自発呼吸下でも同様に自発呼吸努力の大きさを中心静脈圧波形から推定できることを証明するため、さまざまな条件下の呼吸不全ブタにおいてCVPを補正して得られた推定値と食道内圧とを比較した。その結果、本補正方法は、自発呼吸努力の大きさを食道内圧と同等の精度で推定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大きすぎる自発呼吸は肺傷害を引き起こし、小さすぎる自発呼吸もまた人工呼吸器誘発性横隔膜機能不全による呼吸器離脱困難を引き起こすことが知られており、重症度に応じて適切なレベルの呼吸努力にコントロールすることが推奨されている。一般的には食道内圧を用いて呼吸努力の評価を行われることが一般的であるが、手技が煩雑であり、臨床で普及していない。 重症呼吸不全患者には、中心静脈カテーテルが挿入されていることも多く、中心静脈圧を測定することは容易である。既存のデバイスを使用してより簡便に適切なレベルの呼吸努力にコントロールした人工呼吸管理を行うことができれば、人工呼吸管理日数の短縮に貢献できる可能性がある。
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