研究課題/領域番号 |
18K08905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
早川 峰司 北海道大学, 大学病院, 准教授 (10374282)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 外傷 / 凝固障害 / 線溶 / 播種性血管内凝固症候群 / 凝固活性化 / 線溶亢進 / 鈍的外傷 / 播種性血管内凝固 |
研究成果の概要 |
外傷直後に、血漿中の総tissue-plasminogen activator (tPA)濃度は有意に上昇し、血漿中の活性型tPAと活性型plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)のバランスは線溶活性に大きく傾いていた。外傷後には、様々な臓器でtPAとPAI-1の両方のレベルが徐々に上昇し、血漿中では活性型および総PAI-1レベルが指数関数的に上昇した。血漿中のtPA濃度は、外傷後60分でコントロール群と同等のレベルに急速に戻った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外傷直後の線溶系の変動を詳細に解明することが出来た。 この病態の解明により、現在広く行われている重症外傷直後の抗線溶薬の投与方法に関して、①早期投与は妥当であること。②その後の長時間にわたる持続投与は不要である可能性があることが、示された。 今後のさらなる検討により、適切な抗線溶薬の投与方法が明らかになるかもしれない。
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