研究課題/領域番号 |
18K08907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
齋藤 浩二 東北大学, 大学病院, 准教授 (10359515)
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研究分担者 |
山田 充啓 東北大学, 大学病院, 講師 (00396483)
武井 祐介 東北大学, 大学病院, 助教 (80822890)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロパーティクル / 敗血症 / 内皮傷害 / 血管透過性 / 血管内皮傷害 / 細胞外小胞 / 内皮微小粒子 |
研究成果の概要 |
ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVECs)に炎症性刺激を加えると濃度依存性にEMPsが増加した。敗血症患者の血中EMPsは非敗血症患者に比較し、有意に増加していており、血管内皮傷害を反映していた。また、PECAM+EMPsおよびVE-cadherin+EMPsは敗血症性ショック患者で敗血症患者より有意に増加していた。HUVECsに血管透過性を変化させると、PECAM+EMPsおよびVE-cadherin+EMPsは血管透過性の変化に一致し放出が変化し、PECAM+EMPsおよびVE-cadherin+EMPsは敗血症における血管透過性の指標になり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症において血管内皮傷害は、病態形成に積極的に関与し、かつ血管内皮傷害は臓器傷害の主因となる。本課題により、内皮由来微小粒子(EMPs)は敗血症の血管内皮傷害マーカーとなり得ることをが示された。特にPECAM+EMPsやVE-cadherin+EMPsは、敗血症での血管透過性亢進の指標にもなり得るもので、今後の敗血症の新たな病態マーカーとなり得るものである。
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