研究課題
基盤研究(C)
日本集中治療学会のデータベースデータベースから得られる内容を基に数多くの発表を国内外で行った。 チェックリストと各種プロトコールは逐次的にICU内に導入した。特にせん妄防止の取組に関しては選択された患者群におけるせん妄発生率を大きく低下させることに成功した。新型コロナウイスル感染症中でも、多職種回診の更なる充実化およびコロナ重症症例に対する診療のシステム化及び運用の取り決めを行い、多職種連携によるチーム医療を実施した。ゾーニングはコロナ対策室の事務員も多職種の一員として参画するシステムを構築した。多職種回診をリモート実施し本来の多職種回診の水準を維持したまま重症コロナ患者の診療を行った。
申請者は2016年以降現施設にて米国式医療システムに基づき、多角的なアプローチから多職種回診・多職種連携を定着させた。多職種連携はICUの効果的かつ効率的な運営において不可欠であり、本研究から得られるデータは専門化の進む我が国の集中治療領域におけるモデルケースとなることが期待される。本研究により多職種回診を基盤とした、ケアバンドルなどの医療システム導入することで、「世界標準の治療の提供」と「日本発のデータを世界に向けて発信」する事が可能となると考える。
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すべて 雑誌論文 (30件) (うち国際共著 3件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 10件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 7件、 招待講演 6件) 図書 (2件)
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