研究課題/領域番号 |
18K08915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
小幡 由佳子 浜松医科大学, 医学部附属病院, 協定訪問共同研究員 (90432210)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 高血糖 / 活性酸素 / 血管内皮傷害 / 高酸素 / 灌流下培養 / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
虚血再灌流や重症感染症といった種々のストレスは生体に急性の耐糖能障害を引き起こす。周術期管理や重症患者管理においても血糖値の管理が生命予後に重要と言われ、これらの患者では血糖管理は必須となっている。また高血糖の持続は、それ自体が酸化ストレスを生じる。このことから、我々は高濃度グルコース群と通常濃度グルコース群の培養細胞に蛍光色素を投与し、蛍光顕微鏡で蛍光強度の変化を測定し活性酸素の産生量を比較したが、今回の条件下では両群に差は見られなかった。実験条件の再検討が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内皮は炎症や虚血再灌流障害の際に重要な役割を果たし、様々なシグナル伝達を介してメディエータとして働いている。生体内では血管内に血液が流れることによりシェアーストレスがかかり、血管内皮細胞が様々な反応を起こしている。しかし今まで報告されている血管内皮細胞を用いた研究では静止モデルが使われており、灌流したものはほとんどない。我々は実際に培養開始時期から血管内皮細胞に対して灌流を行い、シェアーストレス下に生体の血管内皮に類似した細胞を作成した。今後、このモデルを更に発展させて高血糖や高酸素のストレス下での実験を実現できれば、臨床での重症病態を再現でき、病態の解明に役立つことが期待できる。
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