研究課題/領域番号 |
18K08943
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西原 賢在 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20452493)
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研究分担者 |
篠山 隆司 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (10379399)
田中 一寛 神戸大学, 医学研究科, 講師 (70467661)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腫瘍関連マクロファージ / 膠芽腫 / SIRPa / CD47 / 髄液サイトカイン / グリオーマ / 免疫チェックポイント / マクロファージ |
研究成果の概要 |
膠芽腫内の腫瘍関連マクロファージ(TAM)の浸潤程度は非常に高値であった。また、正常脳と比較してlow grade gliomaではSIRPaの発現量ほぼ同等であり、膠芽腫では発現は低下していた。、またCD47の発現も膠芽腫では低下していた。一方、マクロファージにおいてはSIRPaの発現は低下しているものの、CD47の発現は維持されてた。膠芽腫細胞にSIRPaの抗体を投与したが、有意な抗腫瘍効果は得られなかった。SIRPaの発現が弱い膠芽腫においてはSIRPs抗体単独では不十分の可能性が高く、他の抗体、具体的にはPD1抗体あるいはWT1抗体などの補助抗体が必要であると思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫の腫瘍内には多数のM2マクロファージが浸潤しており、独自の免疫環境を構築していることが明らかとなった。一方、膠芽腫の細胞のSIRPaの発現、CD47の発現は正常脳に比較して弱いことが判明した。マクロファージ、膠芽腫細胞のSIRPa-CD47の免疫チェックポイント阻害をSIRPa抗体のみでブロックするだけでは十分な抗腫瘍効果を得ることが出来ない可能性が高く、今後新たな方法を模索する必要がある。
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