研究課題/領域番号 |
18K08962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
石川 栄一 筑波大学, 医学医療系, 教授 (30510169)
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研究分担者 |
松田 真秀 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30614333)
坪井 康次 筑波大学, 医学医療系, 名誉教授 (90188615)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 悪性神経膠腫 / 免疫療法 / PD-L1 / マクロファージ / PI3Kγ阻害剤 / 予後因子 / 血管新生 / 再発 / グリオーマ / 免疫チェックポイント分子 / iPS |
研究成果の概要 |
膠芽腫の再発や予後に影響を与える因子の探索のため、化学療法耐性幹細胞株の特性の解析およびマウスモデルに対する免疫療法の効果を検証した。この幹細胞は免疫チェックポイント分子のPD-L1を発現しており、これに加えてマクロファージ(Mφ)の誘導、分化に関する因子の発現が確認された。マウス皮下腫瘍モデルに対して抗PD-L1抗体と免疫抑制性Mφ阻害剤を併用したところ、免疫療法施行後のMφ浸潤が抑えられることで延命効果が得られた。ヒト膠芽腫においても、免疫療法後の早期再発組織に浸潤Mφが増加しており、再発の一因となっている可能性が示唆された。これらの経験も踏まえ原著論文と総説論文を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学療法耐性グリオーマ幹細胞は免疫チェックポイント分子のPD-L1を発現しており、これに加えてマクロファージの誘導、分化に関する因子の発現が確認されたことから、膠芽腫標準治療後の再発の一因として治療抵抗性の幹細胞による免疫抑制微小環境の形成が影響していることが明らかとなった点は、初めての報告であり今後の悪性神経膠腫への薬剤開発の発展に寄与する。また、マウス皮下腫瘍モデルにおいて抗PD-L1抗体と免疫抑制性マクロファージ阻害剤を併用効果についても、初めての知見であり学術的意義がある。
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