研究課題/領域番号 |
18K08964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
内山 尚之 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (80293364)
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研究分担者 |
見崎 孝一 金沢大学, 附属病院, 講師 (20507082)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脳動脈瘤 / 血栓化 / フローダイバーター / cellulose porous bead / セルロースポーラスビーズ / 塞栓物質 / ウサギ / 多孔質足場 / 新生内膜 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,動脈瘤内に多孔質足場(セルロースポーラスビーズ,cellulose porous bead: CPB)を留置して母血管にフローダイバーターをおいたとき,瘤内の血栓化が促進されるか、また新生内膜が誘導されるかを明らかにすることである。我々は、ウサギを用いた脳動脈瘤モデルの作成に着手したが、対象となる血管が非常に細く、また、血管攣縮をおこしやすく、現段階でモデル作成が完成していない。本研究の前段階で行った、ラット頚動脈の簡易的動脈瘤モデル内にCPBを留置した実験では、動脈開口部での新生内膜形成が確認されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭蓋内巨大脳動脈瘤に対して,フローダイバーターによる治療が可能となった。海綿静脈洞内の大型・巨大瘤に対しては極めて有用な治療手段であるが、硬膜内瘤に対しては、血栓化への誘導が不完全な症例も存在する。その場合,瘤内にプラチナ製コイルをおくことによって血栓化を促すが、コイルを留置するとmass effectが軽減しないという問題がある。 フローダイバーター留置による動脈瘤血栓化誘導は有用な治療手段であるが、さらに動脈瘤によるmass effectを可能な限り早く軽減することも臨床現場では重要な課題である。
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