研究課題/領域番号 |
18K08968
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
杉生 憲志 岡山大学, 大学病院, 准教授 (40325105)
|
研究分担者 |
黒住 和彦 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20509608)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 抗血管新生薬 / グリオーマ / 脳腫瘍 / PD-1阻害剤 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 抗VEGF抗体 / checkpoint inhibitor / anti-VEGF antibody / 分子標的薬 |
研究成果の概要 |
原発性脳腫瘍の約30%を占めるグリオーマの予後は極めて不良であり、平均生存期間は約1年である。免疫チェックポイント阻害薬と抗VEGF抗体との併用療法の脳腫瘍に対する有効性についての報告はない。今回我々は免疫チェックポイント阻害薬と抗VEGF抗体との併用効果について検証することとした。PD-1阻害剤、マウス抗VEGF抗体を準備した。また同種移植脳腫瘍モデルに関しては、マウス脳腫瘍株であるGL261、005をC57BL/6の脳内に移植した。今後VEGF阻害剤、PD-1との併用の試験をトライしていく予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グリオーマは免疫チェックポイント阻害剤が効きにくい腫瘍と言われている。その理由として、脳内にはT細胞が少なく、マクロファージやアストロサイトが多いといった免疫微小環境が注目されている。現在、微小環境を変化させて、グリオーマに対する免疫チェックポイント阻害剤の有効性を高めるという試みが様々な方法で試みられている。免疫チェックポイント阻害薬と抗VEGF抗体の併用もその試みの一つであるが、その有効性が示され、新たな治療法が確立されれば、世界的にも悪性腫瘍研究におけるbreakthrough となる。
|