研究課題/領域番号 |
18K08969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
中城 登仁 高知大学, 医学部, 短期研究員 (30311830)
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研究分担者 |
上羽 哲也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00314203)
八幡 俊男 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (40380323)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膠芽腫 / がん幹細胞 / 遺伝子治療 / 間葉系形質 / CD146 / DDS / 間葉系 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
膠芽腫には、高い造腫瘍性を持つ幹細胞が存在し、腫瘍再発や治療抵抗性に寄与している。これまでに様々ながんで転移や浸潤、悪性度に関連するCD146遺伝子が膠芽腫幹細胞において高発現することを見出していた。本課題において、CD146の抑制が膠芽腫幹細胞の増殖、自己複製能を抑制すること、細胞周期を負に制御することを明らかにした。また、マウス脳腫瘍モデルにおいてCD146を標的とした遺伝子治療は、強い抗腫瘍効果を示した。トランスクリプトーム解析により、CD146の下流分子となる候補遺伝子を同定した。本課題の結果から、膠芽腫に対する治療法開発においてCD146が有望な標的分子であることが考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性の原発性脳腫瘍である膠芽腫において、細胞の間葉系の形質が予後や治療感受性に関与することが報告されている。我々が膠芽腫幹細胞で高発現する遺伝子として同定したCD146は、元来、様々ながんの浸潤や転移において機能する遺伝子として知られ、間葉系幹細胞のマーカーとしても報告されている。本課題において、CD146が分裂期にある膠芽腫幹細胞で高発現し、細胞の増殖を制御することを明らかにしたことで、幹細胞に対する治療効果を測定するマーカー遺伝子や膠芽腫の治療標的分子として有用であることを示すことが出来た。将来的には、膠芽腫における間葉系形質の抑制を介した治療法の開発が期待される。
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