研究課題/領域番号 |
18K08990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
平石 哲也 新潟大学, 脳研究所, 助教 (80515734)
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研究分担者 |
大石 誠 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (00422593)
棗田 学 新潟大学, 脳研究所, 助教 (00515728)
永橋 昌幸 新潟大学, 医歯学総合病院, 研究准教授 (30743918)
藤井 幸彦 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40283014)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 悪性髄膜腫 / 独自培養細胞株 / 精密医療 / 遺伝子パネル検査 / プレシジョンメディシン / 遺伝子パネル / ドライバー遺伝子 / 腫瘍細胞培養 |
研究成果の概要 |
遺伝子パネルを利用することで悪性髄膜腫固有のドライバー変異同定可能であるという研究仮説を立てて本研究を計画した.髄膜腫自体の腫瘍細胞培養株は,持続継代を期待しなければ比較的培養可能であったが,安定して治療実験を行えるような持続継代株を樹立するのが困難であった.症例によってはTERT遺伝子を導入しての治療実験を試みたがその手法での細胞株樹立はできなかった.結果的に悪性髄膜腫ならびに希少悪性腫瘍での腫瘍細胞株樹立した.しかし,悪性髄膜腫に共通のドライバー遺伝子異常は判明しなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性髄膜腫の遺伝子異常基盤が,非常に多様であることが改めてわかった.目的であった悪性髄膜腫に共通のドライバー遺伝子異常は判明しなかった.そのため,髄膜腫の70%以上で強発現しているソマトスタチン受容体サブタイプ2a(SSTR2a)に着目し,表面抗原をターゲットとした近赤外光線免疫療法 (NIR-PIT)への応用に着手している.この研究課題で樹立した腫瘍細胞培養株は,研究課題22K16652“難治性髄膜腫に対するSSTR2aを標的とした近赤外光線免疫療法の開発”と研究課題22K09251“希少悪性脳腫瘍への独自腫瘍細胞株を用いた薬剤スクリーニングによる新規治療法開発”で治療実験に活用していく.
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