研究課題/領域番号 |
18K08994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
細田 弘吉 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (90403261)
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研究分担者 |
篠山 隆司 神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (10379399)
甲村 英二 神戸大学, 医学研究科, 名誉教授 (30225388)
篠原 正和 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80437483)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳虚血 / メタボロミクス / ペントースリン酸 / 熱ショック蛋白 / 虚血再灌流障害 / 熱ショックタンパク質 / NADPH / ischemia reperfusion / stroke / metabolomics / heat shock protein / geranylgeranylacetone / Geranylgeranylacetone / 脳虚血再灌流 / ペントースリン酸経路 / 熱ショックタンパク / 脳梗塞 / 脳虚血再灌流障害 / ATMキナーゼ / 治療薬 |
研究成果の概要 |
ラット中大脳動脈閉塞モデルを用いて脳虚血再灌流→heat shock protein 27 (HSP27)リン酸化亢進→G6PD活性亢進を確認し,ATMキナーゼによるHSP27リン酸化を介して活性酸素種に対処するという内因性抗酸化システムの存在が示された.次に,HSP27誘導薬のGGAをratに脳室内投与し虚血再灌流モデルを作成し神経保護作用を調べた.GGAの投与は虚血のみよりもHSP27リン酸化やG6PD活性を増加させ酸化ストレスの指標となるカルボニル化蛋白及び脳梗塞体積を有意に減少させた.GGAが虚血再灌流障害治療に応用できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らはオミクス手法による包括的解析により,脳虚血再灌流時のATMKからHSP27リン酸化を介したG6PD活性化という内因性抗酸化機構とMAPK経路の亢進を見い出した.オミクスによる脳虚血再灌流障害の包括的解析に基づいて特定したATMKの下流経路を新たな脳梗塞治療の標的としたことが本研究の特色であり,この点に着目した研究は国際的に見てもほとんど行われていないのが現状である.ATMKの下流経路は短期的ならびに長期的に神経組織に影響を与えるため脳梗塞治療の時間軸を広げる可能性がある点も重要である.
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