研究課題/領域番号 |
18K08997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
井上 明宏 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20593403)
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研究分担者 |
西川 真弘 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (20794308)
國枝 武治 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (60609931)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 腫瘍幹細胞 / Glioblastoma / CD44 / High invasive type / High tnvasive type / cancer stem cell / glioblastoma / invasion niche |
研究成果の概要 |
膠芽腫(Glioblastoma:GBM)の再発は摘出腔辺縁部からの局所再発が最も多く,その原因としては,腫瘍摘出後に残存した腫瘍幹細胞(Glioma Stem-like Cell:GSC)の関与が示唆されている。これまでに我々は浸潤性の高い膠芽腫の腫瘍辺縁部には,CD44 を高発現するGSCが存在することを明らかにしてきたが,同細胞群の膠芽腫再発機序への関与については未だ定かではない。そこで,今回,低酸素環境下でCD44と特異的結合を示すosteopontin(OPN)に着目し,その発現および機能を解析することで,膠芽腫再発の分子病態について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CSCは発癌における責任細胞であり、ニッチを形成する微小環境と腫瘍幹細胞性獲得との関係などを個体レベルで解明していくことは、臨床的にも腫瘍細胞生物学的にも大きな発展が期待できる。さらに本研究の最大の独自的な特色は「 Invasion niche に潜む CSC が神経膠腫浸潤の主因である」という仮定に基づき、in vivo 光イメージングシステムや小動物用 MRIを用い、細胞浸潤を時空間的に腫瘍組織全体で解明しようとしている点にある。将来的には血管新生阻害剤や他の新規分子標的薬とCSCの幹細胞性破綻とを組み合わせた新しい神経膠腫治療の開発に繋げることも可能であり、社会的意義は絶大である。
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