研究課題/領域番号 |
18K08999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
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研究分担者 |
杉田 真太朗 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (50451670)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | てんかん |
研究成果の概要 |
当科は日本てんかん学会専門医6名によって年間40-50件の手術実績があるが、2020年以降はCOVID19対応のために手術延期が相次ぎ研究実施が困難であった。てんかんを合併する頻度の高いWHO grade II神経膠腫において遺伝子がてんかん発作コントロールに関与していること、早期のてんかん焦点摘出により高次脳機能が回復すること、てんかんの異常ネットワークの解明など論文発表した。感染収束には至らないが、術前、術中検査として必要な長時間ビデオEEGモニタリング用デジタル脳波計、PET/SPECT、MEG、ニューロナビゲーションシステムを使用して、脳波測定と摘出脳の組織に関する研究を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
てんかんは、発作を引き起こす持続性素因を持つネットワーク病である。有病率は約1%で、小児期から高齢までのどの段階にでも発生し成長を傷害し、また自動車運転を含む社会的制約を受け、さらに認知症を加速することが知られている。本疾患の病態を解明し新たな治療に貢献する本研究は学術的意義はもちろん、社会的にも有意義である。この目的を達成するため、申請者自身が経験豊富な病理組織学的基礎研究手法と、臨床的手法つまり慢性硬膜下電極による焦点診断、てんかん波解析、ネットワークとしての解剖学的機能的異常回路診断を行いその総合結果から研究を進めている。
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