研究課題/領域番号 |
18K09005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
丹下 祐一 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60296853)
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研究分担者 |
和気 秀文 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50274957)
中島 円 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50317450)
新井 一 順天堂大学, 医学部, 教授 (70167229)
田中 聡久 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70360584)
菅野 秀宣 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (90265992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 脳可塑性 / MRI / VolBM / MTsat / TBSS / brain machine interface / Brain plasticity / 拡散MRI / 機能MRI / 機械学習 / 神経可塑性 |
研究成果の概要 |
国際的な体操選手(WCGs)において、異なる体育種目選手間における特異的能力と灰白質(GM)体積の関係を解明した。形態計測(VolBM)にてWCGsは対照群と比較して、下頭頂小葉、中側頭回、中心前回、中前頭回吻側と上前頭回において高い体積量を示した。更に、吊り輪と下頭頂小葉、平行棒と中前頭回吻側など、特定の脳領域と各競技難易度の間に正相関がみられた。これらは、空間認知能力、視覚、作業記憶と運動制御に関連した脳可塑性によって齎された体操能力の神経基礎を反映していると結論される。本件研究により、体操選手における長期の重点トレーニングと脳可塑性の関係の一端が解明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動機能に長けたアスリートにおける運動関連タスクにより、脳の賦活部位は縮小かつ効率化されうるというneural efficient hypothesisを実践し、機能と構造を融合させた総合的なメカニズムを解明した。これにより、運動機能の可塑性促進部位およびネットワークが特定され、積極的な脳神経外科手術の実践や治療成績向上に寄与すること可能となり得ると考えられる。また、人工知能機能を付加したBrain machine interfaceへの応用に結び付け、脳卒中等により運動機能を喪失した患者に対するテーラーメイド・リハビリテーションの実現に寄与する。
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