研究課題/領域番号 |
18K09009
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
高井 憲治 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (60121167)
|
研究分担者 |
鈴木 登 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40235982)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 大脳皮質運動野損傷 / 片麻痺 / 細胞移植治療 / ニューロスフェア / Reelin / Disabled1 / yotariマウス / 神経再生 / ヒトiPS由来神経前駆細胞 / 片麻痺モデルマウス / 1次運動神経 / ヒトiPS由来神経細胞 / SDF1 |
研究成果の概要 |
本邦脳血管疾患患者数は近年減少しているが100万人を越え、年発症2万人を見る(厚労省2017)。リハビリテーションや介護は本人・社会の負担となり、現下の治療法:急性期神経変性の抑制でも変わらない。そこで、ヒトiPS細胞由来またはマウスニューロスフェア細胞などの神経前駆細胞(NSPCs)の移植で根治的治療を行えないか、マウスの移植実験を行った。実験的に大脳皮質運動野を損傷して片麻痺とし、NSPCsを損傷部下部の線条体に移植すると運動機能が回復した。このメカニズムを探るため、大脳皮質の発生期に重要な役割を果たしているReelinに着目し、これが成体マウスでも神経再生に係わっていることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管疾患に対して、ヒトiPS細胞由来あるいはマウスニューロスフェア細胞などの神経前駆細胞(NSPCs)の移植によって根治的治療を行えないか、マウスの移植実験を行った。疾患モデルは、マウスの大脳皮質運動野の凍結損傷とし、移植細胞としてはヒトiPS細胞、あるいはマウスニューロスフェアを用いた。iPS細胞を用いることは、ES細胞を用いることに対する免疫学的・倫理的問題や細胞ソースの問題をクリアできる。マウスニューロスフェア細胞については、移植細胞とした場合、回復過程の起点と考えられるDab1遺伝子knockoutマウスに相当するyot/yotマウスを用いて、これと比較が出来るという理由による。
|