研究課題/領域番号 |
18K09019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森崎 裕 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30508099)
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研究分担者 |
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
酒井 崇匡 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70456151)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 腱 / 癒着 / ハイドロゲル / 腱癒着 |
研究成果の概要 |
腱損傷の際、一般的に腱縫合術が行われるが、腱癒着や再断裂による術後合併症も多く、現在も有効な対策はない。本研究では、独自開発した4分枝Polyethylene glycol(PEG) からなるHydrogel(Oligo-Tetra-PEG gel)の技術を応用し、腱の癒着防止剤の開発を行った。その結果、ハイドロゲルで被覆することで瘢痕組織の進入を抑え、周辺組織との癒着は起こらないことが明らかとなった。また、腱組織の治癒過程も阻害せず、理想的な治癒過程を経ることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱断裂の治療では主に腱縫合術が行われる。しかしながら、腱縫合術後には少なからず周辺組織との癒着が起こり、術後の可動域制限により患者満足度の低下につながっている。そこで、本研究では東京大学工学部酒井研究室で開発されたハイドロゲル(Oligo-Tetra-Peg gel)を使用し、その癒着予防効果を検討した。その結果、癒着予防効果のみならず腱の修復過程も阻害しないことが明らかとなり、その学術的意義は大きい。今後はさらに臨床応用に向けた取り組みを進めていく。
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