研究課題/領域番号 |
18K09020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松井 誠 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任助教 (40572376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 薬物送達 / 骨再生 / 骨折治療 / DDS技術 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 短期間治療技術 |
研究成果の概要 |
本研究は、骨折部位への薬物送達技術を確立し短期間での骨折治療の実現を目指すものである。具体的には、骨折部位における出血を利用することで受動的に患部に薬物を送達出来る薬物送達(DDS)キャリアを創製する。骨形成を促進する薬物には、骨粗鬆症治療薬としてすでに臨床応用されているアレンドロネート(ALN)を用いた。ALNとポリエチレングリコール(PEG)とをpH応答性リンカーを介して化学結合させることで、高い血中滞留性を示すALN製剤(PEG-ALN)を作製した。骨折モデルマウスに対してPEG-ALNを投与したところ、連続性を持った新生骨の形成が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、骨折の治癒期間短縮を目指した薬物送達(DDS)医薬品の開発を目指した。創製したDDS医薬品(PEG-ALN)は、骨折部位に集積し骨折治癒期間の短縮を実現した。高齢者の骨折は、著しい身体機能の低下や長期にわたる療養が原因で歩行困難など要介護状態に直結することが社会問題となっている。本研究結果は、高齢骨折患者のQOL向上に貢献できるものである。
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