研究課題/領域番号 |
18K09022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
大木 央 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (10771074)
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研究分担者 |
松峯 昭彦 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00335118)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | カスタムメイドインプラント / 3D積層造形法 / 外反母趾 / 母指CM関節症 / 外反母趾症 |
研究成果の概要 |
母指CM関節症に対する切除関節形成術時に生じるギャップに対し、術後の母指短縮による成績不良を解消するためのスペーサーの開発を行った。予想されるギャップの形状からスペーサーの形状を決定する作成プロトコールを開発し、樹脂モデルで形状の整合性と安定性を確認し、良好な結果を得た。 外反母趾に対する第一中足骨近位矯正骨切り術に使用するプレートおよび骨切りギャップ補填用スペーサーの開発を行った。作成プロトコールは完成し、臨床例での適合性・安定性も良好であることを確認した。コンピュータシミュレーションによる力学試験において、従来型プレートより優れていることを確認した。特許出願中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母指CM関節症における大菱形骨切除後のギャップの狭小化は術後に多くの症例で発生し、成績不良の最も大きな原因として問題になっている。適切なスペーサーを用いることは最も有効な方法の一つと考えられる。新たに開発したスペーサーを用いることで手術成績の向上が得られると考えている。外反母趾矯正骨切り術においてはプレートの固定性不足に起因する種々の問題が指摘されている。新たな固定材料の開発により手術成績の向上が見込まれ、術後の療養期間も短縮できると期待できる。これらインプラントの開発によって、対象者が多いにもかかわらず成績が安定しなかった手術成績の向上が期待でき、多くの患者にとって福音となると考えられる。
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