研究課題/領域番号 |
18K09027
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
彌山 峰史 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (60362042)
|
研究分担者 |
森 幹士 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (30467386)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 後縦靱帯骨化症 / 黄色靱帯骨化症 / プロテオミクス / マイクロRNA / 内軟骨性骨化 / microRNA解析 / サイトカイン解析 / 後縦靭帯骨化 / 黄色靱帯骨化 / microRNA / 黄色靭帯骨化 / マイクロRNA解析 / 後縦靱帯骨化 / プロテオーム解析 |
研究成果の概要 |
後縦靭帯骨化症(OPLL)の病態解明を目的としてプロテオミクス解析を行った。OPLLおよび比較対照である頚髄症に由来する培養細胞を実験対象とし、合計4353種のタンパク質が抽出できた。さらにabundance ratio>2をcut lineとすると、連続型OPLLでは37種、分節型OPLLでは18種が挙げられた。このタンパク質発現分布からシグナル解析を行うとdisorder of glycosylation、S100 protein signalingが有意となった。これらのシグナルは骨化過程における細胞分化や骨化形態に関与することが推測され、OPLLの病態の重要な要因の1つと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後縦靱帯骨化症は進行性かつ重篤な脊髄症状を生じうる疾患であるが、現在有効な治療法は神経症状を緩和・改善させる投薬、四肢機能の維持を目的としたリハビリテーション、脊髄の圧迫を除去する外科的治療に限られており、骨化の進行を抑制する治療は未だ確立されていない。本研究の目的は病態解明を目的としてプロテオミクスによる疾患関連タンパク質を抽出することである。遺伝子発現に対し、組織学的、環境的、時間的な修飾によりタンパク質発現は変化することが指摘されており、本研究によって得られる情報は、脊柱靱帯骨化における細胞分化の制御という観点からみた、新しい“骨化抑制療法”の開発に極めて有用と考えられる。
|