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進化分子工学を用いたリン酸化プルランでの新たな骨移植術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K09032
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

三澤 治夫  岡山大学, 大学病院, 助教 (60448222)

研究分担者 塩崎 泰之  岡山大学, 大学病院, 医員 (00596041)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードプルラン / 骨再生 / リン酸化プルラン / シート
研究成果の概要

リン酸化プルランは骨などの硬組織への粘着、定着能に優れた素材であり、骨再生の担体として有用である。本研究では、骨欠損部へ使用しやすい形状であるシート状への加工および、骨欠損部の骨再生の担体としての有用性を検証した。シート状のプルラン上での間葉系幹細胞の培養の実験では、細胞の生存と増殖が確認されたため、細胞移植の担体としての安全性、有用性を証明できた。また、ラットの頭蓋冠を使用した動物実験において、リン酸化プルランシート単体および、間葉系幹細胞と同時移植を行うことで良好な骨欠損部の修復が確認された。以上の結果よりシート形状に成形したリン酸化プルランシートの骨再生領域における有用性を証明できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会に伴い、高齢者の骨折も増加傾向にあり、また手術法の進歩及びそれに伴う手術適応の拡大などにより手術数は増加傾向にある。しかし、高齢の患者や、骨粗鬆症や関節リウマチ等を合併した症例では術後に十分に骨癒合が得られず治療成績が不良となる症例が存在する。また、骨欠損の大きな骨折症例や再手術例等では患者の腸骨等から骨を採取して移植する自家骨移植が行われるが、採取できる骨量には限界があり、また採骨部の痛みや骨折、神経損傷などさまざまな問題が存在する。骨再生力を向上させる素材の開発は、骨折などの治療成績の向上、手術侵襲軽減、合併症の減少など社会的にも重要な問題であると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 間葉系幹細胞と凍結乾燥リン酸化プルランを用いた骨形成に関する有用性2020

    • 著者名/発表者名
      村岡聡介
    • 学会等名
      第39回 日本運動器移植・再生医学研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] ラット頭蓋骨欠損モデルに対する間葉系幹細胞と凍結乾燥リン酸化プルランの有用性2020

    • 著者名/発表者名
      村岡 聡介, 三澤 治夫, 瀧川 朋亨, 山根 健太郎, 池田 吉宏, 辻 寛謙, 高尾 真一郎, 松川 昭博, 尾崎 敏文
    • 学会等名
      第35回 日本整形外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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