研究課題/領域番号 |
18K09039
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
佐久間 英輔 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (90295585)
|
研究分担者 |
植木 孝俊 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (60317328)
井上 浩一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80345818)
和田 郁雄 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 名誉教授 (70182970)
若林 健二郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20418867)
河 命守 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (50791141)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 小脳 / 生後発達 / 酸感受性イオンチャンネル / 細胞移動 / ラット / サルコペニア / 加齢 / ロコモティブシンドローム / ミクログリア / Asic / SGK1 / 認知症 |
研究成果の概要 |
Wistarラット:雄:胎生15日、出生後0~14日齢、28日齢、2歳齢を用いてASIC1a 2a(original probe; 13ZZ probe named Rn-Asic2-O1 1899-2506 of NM_001034014.1)を用いてmRNAの局在を確かめた。小脳形成期における顆粒細胞の小脳皮質外層から内層への移動に一致した状態でその発現が移動していくのが確認できた。その事から、ASIC2aは出生後の小脳神経回路の構築の際に細胞移動が生じる場合にシナプスでの神経伝達の増強に関与しており、ASIC1aは常にシナプスでの神経伝達の基本になって維持されている事が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASIC2aに関しては、胎生15日から出生後5日までは小脳全体が染まりその濃度が徐々に濃くなっていた。出生後6日から7日にかけてはプルキンエ細胞に集中して局在が認められるが、出生後8日にはプルキンエ細胞は全く染色されなくなった。出生後10日からはバスケット細胞と深部の顆粒細胞のみに集中して染色が認められようになり、これは2歳齢の場合も同じであった。本研究は、発育期における運動の記憶や学習を担う小脳神経回路の構築の際のASICの重要性を確認し、運動学習のメカニズムの分子生物学的解明に貢献するものであると同時に老化のメカニズムを解明するのに寄与する研究だと考えられた。
|