研究課題/領域番号 |
18K09044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
岩本 卓士 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10348675)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 手指変形性関節症 / 母指CM関節症 / 装具療法 / 3Dプリンティング装具 / 3Dプリンティング / 3Dプリンティング治療装具 |
研究成果の概要 |
本研究はCT画像に基づく体表面データおよび骨関節位置情報から、手指変形性関節症に対するオーダーメイドの3Dプリンティング治療装具を開発し、最小限の固定範囲で効果的に罹患部位を固定することを目的とした。第1段階として健常ボランティアの3Dプリンティング装具を作成し可動範囲と固定性のバランスが適切であることを確認した。第2段階として臨床試験を開始し、本装具により全例で動作時、安静時共に疼痛の改善が得られ、また日常生活動作の改善を認めたが、長期装用での耐久性に問題点が浮上し、12.5%で装具の破損が認められた。本装具は有用であるが、臨床応用には技術的に解決すべき課題が存在する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会の日本において手指変形性関節症による疼痛、機能障害は重要な課題である。治療の原則は保存的治療であり、本研究ではCT画像から個々の関節形状に合わせたオーダーメイド装具の作成に成功した。耐久性の問題から現時点では臨床応用まで到達していないが、本研究をさらに発展させ3Dスキャナーデータでの作成に至れば遠隔診療での作成も可能になり、社会的に重要な意義がある研究である。
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