研究課題/領域番号 |
18K09046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
奥田 貴俊 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00348955)
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研究分担者 |
池田 通 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00211029)
上高原 理暢 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (80362854)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Masquelet法 / induced membrane / 人工骨 / 巨大骨欠損 / 多核巨細胞 / クリティカルサイズ / 骨欠損 / プレート固定 |
研究成果の概要 |
巨大骨欠損に対し,A.C.Masqueletにより提唱された二段階骨再建法(Masquelet法)は臨床において良好な結果が得られている.しかし線維膜についての基礎研究の報告はあるものの骨欠損部の生物学的活性についての報告は少ない.そこでラット大腿骨巨大骨欠損モデルの骨欠損部環境について評価した. その結果,Masquelet法の骨欠損部の間質では,線維膜によって異物反応による炎症性肉芽組織や異物肉芽腫形成が抑えられていた.さらに,サイトカインによる破骨細胞誘導の促進が起こり,骨代謝が活性化することで新生骨置換に有利な環境となっていることが推察された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
巨大骨欠損に対するMasquelet法の線維膜や骨欠損部の生物学的な意義については、意見の一致を見ない。今回の研究で線維膜は炎症の進入を防ぎ、骨欠損部に移植した人工骨には炎症反応を起こさないことを明らかにした。 この研究成果は、一期手術で挿入する骨セメントスペーサーの代わりに、テフロン膜で覆った骨欠損部位に多孔質スペーサーを移植し、骨髄線維組織および血管内皮細胞を豊富に含むスペーサーを形成させ、それを二期手術時に自家骨と混合して再移植することでMasquelet法の治療成績を上げることを目的とした基盤研究(C)(21K09285)の貴重な基礎データとなった。
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