研究課題/領域番号 |
18K09055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武冨 修治 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70570018)
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研究分担者 |
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
稲田 全規 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80401454)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 整形外科学 / I型コラーゲン / ヒト脂肪組織幹細胞 / 軟骨細胞 / 軟骨基質 / コラーゲン / 3Dプリンター |
研究成果の概要 |
本研究では、ヒト脂肪由来間葉系幹細胞を含んだコラーゲン主体のインプラントの造形技術の開発を行った。主に軟骨組織への応用を検討したが、ヒト脂肪由来間葉系幹細胞そのものを用いるより、一定程度軟骨細胞に分化誘導してから用いる方が、より良好な軟骨組織を形成することが分かった。これらの組織を実験動物の関節内に移植したところ、良質な軟骨を維持できることも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨、軟骨の欠損は骨折などの外傷や変形性関節症、感染症などにより引き起こされ、治療が困難になる場合も珍しくない。軟骨欠損に対しては、自家軟骨細胞から造形した軟骨組織が保険収載されているが、関節鏡視下での細胞採取の侵襲を要し、また移植に際しては欠損部に合わせた形状の細工を術中に行う必要があり、欠損部に精密に整合させることも困難である。脂肪組織は局所麻酔下に皮下から容易に採取でき、豊富に間葉系幹細胞を含むことが知られている。本研究は低侵襲で簡便に軟骨移植用インプラントを造形することを可能にするものと期待される。
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