研究課題/領域番号 |
18K09076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
原 佑輔 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20795413)
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研究分担者 |
城戸 優充 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30729281)
生駒 和也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50516044)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 拡散テンソル法(DTI) / 磁気共鳴画像法(MRI) / サルコペニア / 拡散テンソル法 / サルコペ二ア / ロコモティブシンドローム / MRI |
研究成果の概要 |
拡散テンソル画像(DTI)における骨格筋の最適なb値について検討した.12週齢の雄性SDラット(n=15)を用いて筋機能不全モデルを作製し,モデル作製前、作成後2,4,8週目にMRI撮像と筋力測定を行なった.b値は100,350,500,1000s/mm2に設定し,DTIパラメータとしてλ1,λ2,λ3およびFAを測定した.各b-valueにおけるDTIパラメータの比(筋機能不全モデル群/対照群)を算出し,算出した比と筋力の相関について検討した. b値=350s/mm2においてλ1の比と筋力にr=0.36の負の相関を認めた(P<0.05).その他のパラメータでは筋力と有意な相関を認めなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,b値350s/mm2において足関節底屈筋力とλ1に負の相関があることを明らかにした.λ1では筋線維の方向と平行に水分子が拡散することが示された.b値が350s/mm2の際に,細胞内より細胞外の水分子の異方性がより顕著になるため,筋繊維の方向に平行な細胞外の水分子の拡散異方性が筋力に影響を与える可能性がある.筋力とλ1の負の相関は筋萎縮を示していることが推測された.筋萎縮に伴い,間質領域と間質領域内の水分子が増加した可能性がある.DTIの撮像においてb値を350s/mm2に設定することで,骨格筋の筋力を非侵襲的に測定することができ,臨床的に有用な指標となる可能性がある.
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