研究課題/領域番号 |
18K09080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
佐藤 和毅 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60235322)
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研究分担者 |
中村 雅也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30217898)
名越 慈人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383837)
芝田 晋介 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 訪問教授 (70407089)
黄地 健仁 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30803564)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 再生治療 / ヒトiPS細胞 / 末梢神経 / 神経再生 / 人工神経 / iPS細胞 / 末梢神経再生 / 神経堤様細胞 / 再生 / ハイブリッド型人工神経 |
研究成果の概要 |
ヒトiPS細胞を神経堤様細胞に誘導し、NCAM、LNGFR、THY-1の3種細胞表面マーカーによる選定を行った。移植細胞の効果確認のため、コラーゲンのみを含むシリコンチューブを用い、免疫不全マウスの急性期坐骨神経欠損モデルへ移植した。移植細胞の回収効率を評価後、マウス坐骨神経欠損部に移植した。その再生効果を各種画像検査、運動機能評価検査、電気生理学的検査等を用いて評価した。細胞移植により、組織学的再生、機能的再生共に自家神経移植と比較して差のない再生を認めた。今後は、移植媒体の作成及び、動物媒体を大きくすることを考えており、次世代の実験を目指し、新規チューブの作成を開始した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末梢神経の欠損は、高度外傷や悪性腫瘍の切除、さらには手術の全合併症の2割に及ぶ神経の損傷に対して治療手段が模索されている。現在のスタンダートな治療である自家神経移植は、採取部位の機能欠損や、採取可能な長さの規定など様々なデメリットがある。人工神経による有用な再生が現在も待望されている。本研究の目的である自家神経移植と同等以上の機能回復を示すヒトiPS細胞を用いたハイブリッド型人工神経の開発が実現すれば、これらの欠損部位への治療戦略において大きな解決が期待される。
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