研究課題/領域番号 |
18K09085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
吉田 衛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10266702)
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研究分担者 |
舟崎 裕記 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199412)
丸毛 啓史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199925)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Platelet-rich plasma / Platelet concentration / Leukocyte concentration / Enthesopathy / Tendinopathy / Sports injury / Optimal concentration / Tendon / 多血小板血漿 / 腱症 / 血小板濃度 / 動物モデル / 腱付着部症 / 自己多血小板血漿 |
研究成果の概要 |
腱症に対するPRP治療の至適血小板濃度を、アキレス腱症の動物モデルを用いて解析した。血小板濃度75万又は100万/μLのPRPで治療したラットの自発運動量は、健常レベルまで回復し、血小板濃度50万や150万/μLのPRPで治療したラットと比較し有意差があった。組織レベルでは、血小板濃度75万又は100万/μLのPRPで治療したラットは、血小板濃度50万や150万/μLのPRPで治療したラットと比較し、組織修復が進み、アポトーシス細胞数は少なかった(統計学的検定が可能な標本数は得られていない)。このことから、腱症に対するPRP治療の至適血小板濃度は、75~100万/μLであることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでPRP治療の至適血小板濃度は不明であり、施設間や精製キット間で濃度は統一されておらず、異なる条件下での治療成績が論じられてきた。本研究により、至適条件が明らかとなり、今後は統一した条件でPRP治療が施行されることにより、本治療法の適応と限界が明確になり、それにより、治療効果の予測が容易になることから、PRP治療か手術治療かの治療方法の選択が適切に行われ、最短時間で治療を行うことが可能になり、実臨床に多大な貢献ができる。
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