研究課題/領域番号 |
18K09102
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
今釜 史郎 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40467288)
|
研究分担者 |
小林 和克 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00706294)
安藤 圭 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (40566973)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 高齢者 / 運動器疾患 / 介入プログラム / 健康寿命延伸 / 運動器慢性疾患 / 骨粗鬆症 / 変形性膝関節症 / 変形性腰椎症 / 高齢者運動器疾患 |
研究成果の概要 |
中高齢者の変性疾患(骨粗鬆症、変形性膝関節症、 変形性腰椎症)の3疾患が1つもない中高齢者の因子は明らかにすべく、一般住民健診データ1034名 (男性440名、女性590名、平均年齢63.5歳)を用い、3疾患が一つもないN群と、いずれか1つ以上あるD群に分け解析した。N群ではQOLも有意に高かった。年齢、性別で補正した多変量解析によるN群の関連因子検討では、BMI低値、歩行速度、重心動揺安定、背筋力、脊柱前傾角少、ロコモなしが有意な関連因子であった。以上より骨粗鬆症、膝OA、腰OAがひとつもない一般中高齢者に関連する因子が同定でき、このデータをもとに中高齢者への運動介入プログラムが策定できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者疫学研究データを用いて多変量解析を行った結果、BMI低値、歩行速度維持、重心動揺安定、背筋力維持、脊柱前傾角少、ロコモなしが運動器慢性疾患(骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性腰椎症)が一つもない有意な関連因子であることが初めて判明した。本研究により運動器慢性疾患を予防しうる関連因子が同定でき、これらに介入する運動・栄養プログラムを策定し高齢者の健康寿命延伸に貢献できる。
|