研究課題/領域番号 |
18K09105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
林 申也 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20437487)
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研究分担者 |
松本 知之 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50546588)
橋本 慎吾 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (20457089)
高山 孝治 神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (80546490)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | EPA / ゼラチンハイドロゲル / エイコサペンタ塩酸 / 抗酸化 / 変形性関節症 / 軟骨 / 炎症 |
研究成果の概要 |
EPA含有ゼラチンハイドロゲルは約4週間にわたりEPAの徐放を認め、関節内単回注射群と比較し、より効果的に変形性関節症の進行を予防したと考えられた。 EPAの変形性関節症進行抑制の機序については、炎症のメカニズムとしてIL-1βの発現がNF-κB経路を活性化させ、MMP-3、MMP-13といったサイトカインを放出し、その結果として関節破壊が起こると考えられる。EPAはIL-1βの発現を抑制することで、NF-κB経路の活性化を抑制し、結果として関節破壊を抑制していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症に対する新規治療薬の開発で現在のところ効果的且つ安全性の高い治療法 は無い。EPAは抗酸化剤としての機能だけでなく、近年抗炎症作用も有する報告もあり、多機能を有することが予想されEPAの他疾患への応用も含め機能を解明することが本研究の学術的意義であり、一方でEPAは循環器系やアルツハイマー病などの治療薬としてすでに使用されており、薬としての安全性は担保されているため変形性関節症の治療薬として即戦力になることが期待される点で社会的意義がある。
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